■ショップオーナープロフィール■

株式会社金港堂 代表取締役 宮谷 隆之

生年月日 1962年 5月 3日 AB型

■経歴

・京都外国語大学 外国語学部 フランス語学科卒

・株式会社テイジンメンズショップ勤務(京都BAL店)

・株式会社和田屋勤務(東京新宿)閉店

・1990年より株式会社金港堂勤務

【ファッション感・ファッションの経歴】

大学を卒業し、最初に勤務したのが、テイジンメンズショップというトラッドショップ。そこで教えて頂いたファッション・着こなしの基本がベースにあると認識している。

色の組み合わせ。トップとボトムの色の調整。ベーシックな中にも差し色をどのように使うか。基本はトラディショナルがベースであるのは間違いない。

その当時から、イタリアンファッションが注目され、三大Gとされる、ジョルジオアルマーニ・ジャンニヴェルサーチ・ジャンフランコ・フェレなどにも興味をしめす。

1980年当時はまだイギリスのファッションが主流というか、英国流の着こなしを楽しんでいたが、カジュアルはアメリカのファッションも流行の兆しがあり、リーバイスやミリタリーグッズも楽しんだりもした。

その後東京の和田屋さん(新宿アルタの隣り)のテーラーにお世話になり。そこで、洋服仕立ての作業を横で見ながら、オーダーシャツの採寸や、生地の基本を習得した。おもに店舗スタッフがお客様を採寸したデーターを見ながら、そのサイズに応じて、シャツ生地の反物から生地をカットして工場に送るという仕事をしていた。その仕事のかたわら、店頭にも出て接客もさせていただきながら、勉強を積んだ。

実家でもある金沢に戻り、株式会社金港堂に勤務。まだバブル期のまっただ中であったが、当店でもジョルジオアルマーニ・ジャンフランコ・フェレなどのブランドを扱うようになり、勿論シャツのオーダーも行っていたが、どちらかと言うとバブル期に流行ったスーツやカジュアルウエアを販売。その当時は大きなシルエットが流行していた為にオーダーシャツも大きなシルエットのシャツをお作りしていた。逆にいうと大きく作るわけだからオーダーである必要もなかったのかも知れないが、お客様の身体にあったビッグシルエットのシャツをお作りしていた。現在では、オーダーシャツは首周り・袖丈はジャスとサイズ、そして上胴と中胴にゆとりを上胴には14~15センチ、中胴には11~12センチ程度を入れてお作りしているが、当時は上胴に25センチプラスをし、中胴は数値は計測するものの、絞りを入れずにそのまま真っ直ぐなシルエットにしてお作りしていた。勿論肩巾も実寸よりは左右に2センチずつプラス。当然袖丈も実寸よりは2~2.5センチほど長く作るのが当店でも当たり前になっていた。今から考えるととても動きにくいシャツをお作りしていたと思うが、それが主流であったし、お客様のニーズもそうであった。

【クールビズ】

何なんだこの政策は?と思ったクールビズ。2005年から始まり既に10年以上。今では1年の半分がネクタイをしめなくても良い日本になってしまった。当初はこの悪政に不満をもったし、実際に取引先のネクタイメーカーの多くがこの政策によって廃業や倒産を止むなくされた。特に大きなメーカーほど早くにダメージを受けたのも間違いはない。小回りのきいたメーカーや危機に対応できたメーカーや商社は直ぐに別のアイテムの取り扱いを始めたが、当然当店でもネクタイの販売は今までのようにはいかなくなった。

ただ、ネクタイをしめなくても良いとなると、今まではスーツとネクタイの下にあっただけの存在のシャツがメインに出てくるようになる。それを機会にシャツメーカーもあらゆるデザインのシャツを投入してくるようになった。そしてバブル期に流行して大きなシルエットから、徐々にウエストラインをシェープしたシルエットに流行も移行してきた。

これをきっかけでお客様のオーダーも、今まで作っていたシルエットが大きいのではないかと感ずるようになってこられ、再度採寸をし型紙の修正や、新たに型紙を作成するお客様も増えてきた。

【ホームページ開設】

より良いシャツを全国のお客様に届けようと思い、2007年からホームページでのオーダーシャツの販売を始める。今では全国からオーダーシャツをお求め頂けるようになった。

【ファッション・シャツへの思い】

シャツに限らず、ファッションが伝統工芸品みたいになってはいけないと思っている。勿論全てハンドメイドでシャツを作ることは不可能ではないし、作ったこともあるが、勿論価格も高価になる。海外に注文すると出来上がりに半年かかったりする場合がある。春に注文すると秋に出来上がったのでは、そのシーズンを逃してしまう。勿論それを否定するわけではないが、ファッションはトータルコーディネートの一つであり、一つ一つのこだわりよりも、全てのアイテムの色合せであったり、それらのバランスが大事だと思っている。私の場合は、最初に勤めたテイジンメンズショップでの仕事の経験がそうさせているのだと認識している。

細かなディテールにこだわるのは勿論だが、それよりもサイジングが一番だと思っている。ホームページで注文をとりながら、サイジングが大事という私の意見はどうなのか?と思われるかと思うが、高価な既成品でも既成品は最大公約数をとっているので、どこか身体に合わない部分も多い。とくに、ウエストサイズに余裕があり過ぎることが多いようだ。当店では既成品のサイズからオーダーシャツのご注文も承っているが、ご注文を頂いた後にでも、できるだけ胸囲と胴回りの実寸を計測してもらうようにしている。

最近のシャツはオーダーと言ってもこの辺りの考え方が違っている場合も多い。袖がかなり長く仕上がったシャツ。手を前に出したり、上げた時にシャツが手首よりも下がってくるのは当たり前。これを防ぐためにシャツを長く仕上げているお店も多いようだが、実際手を前に出したり、上げた時はスーツの袖も下がってくるわけだから、シャツの袖丈はジャスとサイズにこだわりたいかと。

何れにしても、シャツがメインというわけではなく、シャツもメイン。シャツ以外のアイテムとのバランスが私のファッション感であると思って頂きたい。

そして一番大切なのは、着ることが楽しいこと、そして自分が楽しいだけではなく、周りを楽しくさせるようなお洒落が大切なのだと思う。そしてできれば、女性に「素敵!」と言ってもらえるようなファッションを心がけてほしいし、女性に「素敵!」と言ってもらえるようなお洒落をしてもらいたい。動物は雄の方が華やかである。もともとお洒落をするということは異性に対して魅力ある自分を見せたい。それが人間も動物であるから本能であるべきである。女性は直感でそれを感じ取る。そこには服のディテールではなく、服がその人自身を魅力的に見せているかどうか。それが大切なのだと思う。あくまでもシャツはその人の人生や、生き方をサポートする為のお手伝いをしているだけであると認識している。「素敵!」そう言ってもらえるようなシャツをお客様と一緒になって作っていきたいと思っている。

■趣味

マラソン 41歳の時に初めて10キロ走ってからやみつきに。

ベスト記録

10キロ

2013年11月3日 松任ロードレース 10キロ 39分39秒 (50歳以上男子5位入賞)

・ハーフ

2015年3月22日 第30回金沢ロードレース。1時間27分30秒

・フル

2015年11月15日 金沢マラソン グロス3時間19分54秒 ネット3時間18分08秒

・ウルトラマラソン

2012年10月21日 

第1回能登半島すずウルトラマラソン100キロ 12時間6分55秒

現在ランニングチーム「チーム金港堂」の代表を務める。登録人数は100名超。毎日曜日の朝6時(冬場6時半)より主に犀川河川敷を10キロほどチームメンバーと走っている。

チームの活動はFacebookより発信中。 https://www.facebook.com/teamkinkodo